4人家族のお住まいを2009年に設計させていただきました。
あのころ標準的に作っていた建築単価に比べ、6〜7割でローコストに建てるという
挑戦で、そうなるとよりシンプルに、より無駄を省いた設計になりました。
以前のお住まいで使っていた洗面台を持ち込んだりと、無駄を省く努力を
しました。
柱梁はほとんど真壁。唐松、杉板の床。漆喰をDIYでかなり広範囲に塗りました。
時はながれ15年がたち、長女さんは社会人、長男さんは大学生です。器用なご家族は、
住みながら空間にずっと手を入れ、改善したり付け加え、交換したりしながら文字通り
「隅々まで住みこなしている」ことがつたわってきました。
家具で空間をしきったり、屋根裏部屋感覚の天井の低い空間を寝室にしたり。
ファミリークローゼットだったところは、受験勉強スペースになったり、
今は音楽のための部屋になっていました。
手を加えやすいようにつくったとはいえ、そのドラマチックな変遷は、
作り手としてもうれしかったです。
住みここちなどのアンケートをいただきましたので、ここにシェアさせていただきます。
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まだまだ家の歴史は続きます。どうぞよろしくおねがいします、という気持ちです。
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ここから、15年目のシーンをちらっとお見せします。

△ 杉は飴色になり、漆喰もなんのメンテナンスも必要ないうつくしさです。
娘さん作の絵。

△ 階段の壁にかけられていた息子さん作の絵。

△ 隔年でオイル拭きをされてきたようで、すごい艶がでていました!
自然素材の家、扱いは特段むずかしくないので、ぜひこの心地よさを
体験してほしいです。
時がたって、より味がでてきます。
